MRI装置とは人体の水素原子核(プロトン)の磁気的な(NMR)現象をコントラストとしてその断層像を非侵襲に得る事ができる医用機器である。 MRIはNMR(Nuclear Magnetic Resonance:核磁気共鳴)現象を引き起こすために撮影領域内で非常に均一で安定した磁場(静磁場(せいじば))と撮影領域内を画像化するために空間座標(X,Y,Z)方向各々に僅かに磁場の大きさが非常に線形に変化している三方向の傾斜磁場、NMR現象を引き起こすための電波を照射し、人体内のNMR現象を検知するためのRFコイルと傾斜磁場、RFコイルを制御し、検出した信号を処理し画像を再構成する計算機より成り立っている。つまりX線を使わずに人体の断層像を描出できる。国内では1980年代初頭に静磁場が0.15T(テスラ)(= 1,500ガウス)の常電導磁石(電磁石)を用いた人体への臨床機が完成し、現在、はその十倍の静磁場の1.5Tの超電導磁石を用いたMRIが大学病院はじめ、中核病院に普及している。MRIで得られる画像は二次元の断層像の情報だけで無く、三次元の情報も得られる。画像再構成の理論は基本的にはX線CTと同じである。
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